我が家の法事'99 

どこかの料理屋さんで会食にしよう,と提案したのですが,やはり自宅の床の間に決まりました。準備のお手伝いを含めて総勢29名が集まってくれました。床が抜けないか心配でした。なにはともあれまずはお経。
「この頃のお経はえらい短こーなったなネ。なんとかせんと,このままやと。。。ワシの読みでは。。。日本経済が危ない。」
お経の後はお墓参り。その間に女性軍が会食の用意をしてくれました。事例に従い,おおむね男性に膳が用意されました。女性は裏方です。父はスウェットスーツで私はダークスーツ。一番の上座に座らせていただき,ちゃんと皆様にご挨拶もできました。代替わり?
「ククククク。あのときはワシも若かったし,そら〜,ウィヒヒヒヒケケケケ」
「あ,鼻出た。」
気丈なドン。みんな頭が上がりません。やはり母親代わりというのはすごい。
「おばちゃん,あのな,聞・こ・え・る???」
「うん,写真か?カワイ〜に写してね。」
大事な二人,なにやら密談。

  「娘はどないですか?」
  「ようやってくれますワ。」
  「それはそれは。ま,一杯。」

「ハイ,私ども噂の美人母娘です。」
「あれ,目にゴミ入った。」
「これ,ちょっとあんたら何言うトンの?」
娘もしっかりおもてなし。息子は終日カメラマン。結構良いのが撮れました。
「僕たち昔の男前で〜す。ヨロシクウッ。」
「竜太郎くん,ちゃんと写してよ。えー!?俺,ちゃうヨオ。お父さんが相手になってくるんや。お父さんが甘えたやねんで。お母さんも言うとった。」