受験が終わって 

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第4部 私,オヤジとしては万能ではないので,それぞれの分野でそれなりの人物に会わせておくことが親としての責務かと・・・。

@渋谷のホテルで昼食→(徒歩)→Aダウンタウン→B(東横線)→都立大学前

 ホテルの窓から  渋谷101

@田中正人登場
友人の中には結構頭が良い,と言われている人がいます。ウラン濃縮してたり,大学で教鞭をとってたり,会社を経営してたり,医者になったり,公認会計士してたり。ところがその友人たちが集まって,誰が一番頭が良いか,という話しになると必ず,「そら,田中や。」と誰もが認めるデジタル(オーディオ・ビデオ関連)の鬼才がいます。私はこの人物が大好きで,ときどき連絡をとってはものの見方考え方を聞きたくなります。(今<09:50PM 2001/06/24>も電話で話しながら書き進めています)

品川でマイクロスペース(株)というオフィスを開いて何だかわけのわからない研究をしているのですが,あるとき秘密の回路を見せてもらったことがあります。「お前やったらわからへんから,見せたる。」といまだに完全な関西弁を通しています。「人は,神の創り賜うたルール(自然科学のこと?)をまず学ばねばならない!」とお酒を一緒に呑んだときに力説しました。物理や科学というと私にはまるでラテン語。でも神の創り賜うたルール=自然の摂理となるとその重要性くらいは納得できます。

さて,その田中とは原宿で会って一緒にガングロを捜してもらった後,昼食を一緒にするというアポができてました。しかし,娘が「ちょっと気分が悪い」ということでホテルで休憩することになって,お昼はその最上階に変更となりました。実を言うと私は息子を何としてもこの日本の頭脳に会わせておきたかったのです。

果たして食事をしながらの会話はまことに高尚。息子は全力投球で,一生懸命その話題にしがみついていました。好き嫌いのこと,アレルギーのこと,髪の毛のこと,みんなが当たり前と思って永年常識だと考えられていることが実は全くそうでは無いことが多々ある(緑青の毒性や古墳の例)こと,体の仕組み,学ぶということ等々。「教科書に書いてあることで,筆者が実際確かめた事実がどれほどあるというのか。どこかの誰かの書物を参考にしているだけで,実はそれを書いた人間も誰かのをパクッテきているだけ。竜太郎くん,しっかり自分の手で確認することを怠るな。役に立つ立たないなど考えるに,興味を持ったものは何でも深めていくこと。もっと知りたい,もっと知りたいと追求する努力が大事。能を活性化することが大切。この手法はひとつひとつの理解には時間がかかるが,その集積こそがしっかりした見識を作り上げる。」

もし息子が東京の大学に入学したら下宿させてくれ,とお願いしつつ数年ぶりの再会は終了。それにしても紫外線になんぞ皮膚をやかれてどうする!俺は極力家を出んぞ,と少々青白い表情をしていたのが印象的でした。昼食というよりは夕食をとりながらもっとゆっくりと話しを聞かせてほしかった。3時間近くがあっと言う間に過ぎ去りました。

Aダウンタウン散策・・果たしてガングロに出会えるのか!

私たちが学生をしていた今から20数年前の渋谷も勿論都会でした。しかし第一印象として現在の渋谷よりももっと大人の街ではなかったかと思います。中でも渋谷101というビルにはケバイケバイ空間がありました。人も商品も装飾も・・・,ここを通過して大人になった女性が母親業をする怖さを感じる空間でした。へそ出しルックに超高下駄おいらん靴。茶髪に金髪...この世のものとも思えない。ところが集客力は圧倒的。昔懐かしいショッピングビルが近頃のデフレスパイラルでガラ〜ンとしていたのに比べて“活気と熱気”は120%。生命のエナジーすら感じられました。あたりを見回しても親子連れは我々御上りさん以外極めて少数。しかも写真を撮っているのは私だけ。結局何も買わずに「何とも言えんネ。」と早々に退散。

道路を渡って路地(でもないけど)に入ると中近東系のお兄さんがたがタムロしている一画がありました。これってもしかしたら薬(ヤク)を売ってるの,昼間から,渋谷のど真ん中で!

はち公前にも行って,「ここでよくみんなと待ち合わせしてた。」と紹介。ブロンズがテカテカ,より光った感じでした。この30年間でみんなに愛撫してもらったお陰かも。

それから,ガングロはもう昔のことだそうです。どこにもそれらしい乙女はいませんでした。それにしてもアジルソサエティー。東京よ明日はどっちを向いてるの!?

B東急東横線だァ
懐かしかったです。この電車に乗って通学していました。本当に久しぶりに乗ってシートが空いているにもかかわらずつり革につかまり,隣の人に聞こえない程度で「私鉄沿線」を口ずさんでいました。ひととき感傷にひたりつつ車窓に 映った影に「もしや!」とちょっと振り返ってみたりして。

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