受験が終わって 

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最終回 とうとう最後の夜。翌朝は快晴。息子の希望も叶いました。つまり全員の目的がすべて叶った家族旅行でした。受験が終わって。大切な節目にとっても有意義な3日間を送ることが出来ました。

@メガショッピングモール→横浜のホテル泊→(翌朝)→新横浜→Aラーメン博物館→新幹線→B帰宅

 夜景は見事      ラーメン博物館

@ショッピング
最後に泊まったホテルは前回紹介したように腹立たしいことが続きました。感想を書く用紙が備えてあったのでそこに思いのたけを書き綴りました。ま,でも,折角選んだホテルだし気持ちも変えて精一杯楽しむことにしました。

ホテルを出て10分くらい歩くと近所にメガショッピングセンターがあります。夜になって雨も止んでいたので4人で買い物に出かけました。道すがら遊歩道から見える夜景は大変きれいでした。遠くの大観覧車の光と街の明かり。雨の上がった不思議な夜空。寒さも忘れてパチパチ記念撮影もしました。結局お目当ての商品は見つかりませんでしたが横浜の新名所,都会のしかも近代的な雰囲気は十分味わうことができました。

ひとつ気づいたことは日本中同じようなグッヅが溢れていていると言う点です。チェーン化された店舗の品揃えは田舎でも大都会でもそれほど差はありません。ブランド品にしても20万都市のデパートにもしっかり揃っています。オリジナルでなんとも言えない味わいのある品物は意外と青い鳥のようにゴクゴク身近で求められるのかもしれません。

Aラーメン博物館
翌朝はお陰さまで春暖の好天に恵まれました。今回の旅行で最高のお天気。チェックアウトを済ませて駅までホテルのシャトルバスで移動しました。駅構内のお店は,オープン準備がようやく整ったところでした。ここにはちょっと珍しい,楽しい商品がいっぱい並んでいました。

ラーメン博物館。「このプロジェクトの開始は、1991年に遡ります。キッカケは、当時新興ビジネス街として発展し始めていた新横浜の街の活性化。この街に育った館長・岩岡洋志は、平日以外はほとんど無人となる新横浜を、いかに活気溢れる魅力的な街にするか、を常に考えていました。その為に、現在ラー博の建っている土地をいかに活用するかのプランとして、岩岡が提案したのが「新横浜ラーメン博物館」です。新興のビジネス街でもあり、手堅くテナントビルを建てればリスクの少ないビジネスとなりますが、それでは街は変わらない。当時の昼食事情の厳しさと、土日でも人を呼べる楽しいスポット。それに、昔から岩岡が大好きだった「ラーメン」
が結びついたのが、ラー博です。全国各地のラーメンを、飛行機に乗らずに食べに行ける。ラー博は、まずそのコンセプトから始まった」そうです。 

昭和の戦後のような町並みにラーメン屋さんがいっぱい並んでいます。おいしそうな名前のお店を見つけ30分ほど待って席につきました。メチャおいしかったというわけではありませんが,息子はニコニコしながらスープまで平らげていました。

B最後に
社会の最小単位は夫婦。伴侶を大切に。を「いちかわ家のホームページ」>「家族のページ」のコンセプトにしています。私は夫婦が仲良くすることが一番の子育てだと考えていました。このことは間違いのない事実でしょう。しかしこの年(2003年5月現在。48歳)になっていろいろな出来事に遭遇して,もうひとつ大切な要素を加えなければならないと思い始めています。それは成長している我が子との関係です。伴侶を大切にするだけではなく,一個の人格としてアイデンティティーを持ち始めた子どもたちそれぞれのことをもっとしっかりと見つめて,話し合い,気をかけねばならない,という部分です。

子育ては自分育てというそうです。ますます良い家庭を築くためにも自分自身が成長しなければならないと思い返すこの頃です。

受験が終わって。連載にずいぶん時間がかかってしまいましたが,これにて完。ご愛読をありがとうございました。

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